この3ヶ月間、OriHimeでNexseed沖縄というプログラミングスクールに通いました!

通うきっかけ

3月にオリィ研究所から、OriHimeでプログラミングスクールに通う実験に参加してみないかというお誘いがありました。
OriHimeで実際の教室に通い、クラスのみんなと毎日一緒に勉強するというのは初めてのことで、どんな雰囲気の授業になるのか想像のつきませんでした。
プログラミングもほとんど勉強したことがなかったですが、せっかくのチャンスなのでぜひ参加してみたいと思いました。

入学前

入学の数日前に講師の先生方とOriHimeでスムーズに授業が行えるかどうか、シミュレーションする時間がありました。
ホワイトボードの板書が見にくいのでOriHimeをホワイトボードの近くに置いてもらったり、教室の前にあるスクリーンは見えにくいのでzoomで画面共有してもらったりということを調整してくださいました。

Nexseedの方も「こういった取り組みは初めてなので本当に実験という感じでどうなるかはやってみないと分からない」と言っておられましたが、私は単純に勉強する機会を得られたことが嬉しくてワクワクしていました。

入学当初

4/6から6/26まで、平日10:00~13:00は英語、14:00~17:00にプログラミングを学びました。
入学のオリエンテーションの時に初めてクラスメイトのみんなと顔合わせしました。
みんな私と同世代くらいで、いろんな経験を持った人がいて、これからみんなと関わるのが楽しみだなと思いました。

実際授業を受けてみると、OriHimeが私だけなのでクラスメイトのみんなとどういう風に話しかけたらいいかわからなかったり、みんなの声が聞こえにくかったりしましたが、授業自体は問題なく受けることができました。

緊急事態宣言が発令されて…

しかし、授業が始まって数日たった後、緊急事態宣言が発令されました。
クラスメイトのみんなも教室に来ることができなくなり、授業はすべてオンラインで受けることになりました。

英語

英語はSkypeを使い、フィリピンに住んでいる先生方と一対一で授業を受けることになりました。
日本語は全く通じない環境だったので最初は戸惑いましたが、先生方はとても明るくてお話するのが楽しくなりました。
フィリピンと日本の文化の違いも学ぶことができました。
一対一なので英語をしっかり話す時間があり、英語の力も当初よりはかなりついたと思います。
英語は月に一度試験がありましたが、入学した時より2個レベルを上げることができました。

プログラミング

プログラミングはzoomでみんなと一緒に授業を受けました。
html&css→javascript→php→データベース→Wordpress→OJT→卒業制作
という順番で勉強しました。
先生の画面共有を見ながら授業を受けたり、ブレイクアウトルームでチームに分かれて問題を解いたりしました。

javascriptを学んだ時が一番難しかったですが、理論的に考えるっていうことがどういうことかわかってからは、プログラムを書くのが楽しくなりました。
プログラミングはパソコン操作さえできれば誰でもできるし、リモートでもあまり問題ないので、障害のあるなしにかかわらずフラットに活躍できそうな分野だなと思いました。

教室での授業の再開

5月の終わりごろには教室での授業が再開されました。
zoomで一緒に勉強していたので、入学当初よりは距離が近づいた感じでみんなとOriHimeで再会しました。

英語の時は話している人の方にOriHimeを向けてくれたり、OriHimeの首から変な音がするとみんなが心配してくれたりしました。
OriHimeで聞こえやすいように大きめの声で話しかけてもくれて、とても勉強しやすかったです。
ビデオ通話とは違いその場にいるようにみんなとコミュニケーションが取れて、本当に自分も教室に通っているみたいでした。

プログラミングもチーム開発のときはOriHimeでチームメイトと話し合いをしました。
zoomやtrelloなどいろんなツールも併用しながら一緒に開発して、発表するときもOriHimeで発表しました。
卒業制作ではこのブログのテーマを自分で作りました。

みんなとごはん

緊急事態宣言が解除されてからはみんなとランチに行ったり飲み会に行ったりということも少しずつできるようになりました。
私もOriHimeで連れて行ってもらってみんなとおしゃべりを楽しみました。
交流するうちに「島根に会いにいきたい!」と言ってくれて、とても嬉しかったです。
私も日に日にみんなと実際に会ってみたいなと思うようになりました。

初めてのクラスメイト

私は小中高と特別支援学校に通っていたので、授業はほとんど一人で受けていました。
クラスのみんなと毎日一緒に授業を受けるのは今回が初めてで、お互いに刺激を受けながら勉強するのはとても楽しかったです。

チームで相談しながら作業を進めることにも全然慣れておらず、最初はどのように話を進めて行ったらいいか悩むときもありましたが、役割分担しながら責任を分け合って協力して作業を進められるチームならではの良さも実感することができました。
授業外の時間にわからないところを聞きあったり、一緒に作業を進めたりするのもとても新鮮でした。

OriHimeで学ぶことの良さ

体に障害があると、生身で学校に通うためにはたくさんのいろいろなハードルを乗り越えなければなりません。
車いすで利用できる交通手段はあるのか、
学校にエレベーターはあるのか、
教室の中に車いすで入れるのか、
車いすの高さに合う机があるのか、
使いやすいトイレがあるのか、
介助は誰にしてもらうのか…
など、健常者が学校に通う時の何倍ものことを考え、調整する必要があります。
調整にはもちろん時間もかかりますし、いろんな人に交渉するためにかなりのエネルギーを要します。

しかし、OriHimeで学校に通えば調整する必要はとても少なくなり、気軽に学校に通うことができます。
障害のあるなしにかかわらずみんなと同じように学べるので、OriHimeで学んでいる時に自分の障害を感じることはほとんどありませんでした。
オンラインという環境でも、本当に学校に通っている気分になり、その場にいるかのように先生や友達とコミュニケーションをとることができます。
そこがOriHimeで学ぶ良さだなと実感しましたし、OriHimeで通学する体験ができたことに本当に感謝しています。

卒業式

卒業式にも参加して、OriHimeで卒業証書を受け取りました。
実物は家に送ってくださるとのことです。
最後までみんなと学ぶことができ本当に楽しかったです!

琉球放送でOriHimeで学んでいる様子が放送されました。
2週間くらいYouTubeで見れるのでよかったら見てください!